2021/05/13
- とちぎ物語
大蛇と大ムカデの戦場
日光国立公園にある標高1400mの高層湿原「戦場ヶ原」は、梅雨時期でも爽やかな青空が望める梅雨知らずの湿原地帯です。
動植物の宝庫のため、運が良ければ野生のウサギやシカにも出会えます。
栃木県と群馬県の戦いが由来と言われている戦場ヶ原。
かつて下野国(栃木県)の二荒神(男体山)と上野国(群馬県)の赤城神(赤城山)が、それぞれ大蛇と大ムカデに化けて戦ったという伝説が残されています。
湿原の奥には「小田代ヶ原」と呼ばれる一般車両が立ち入れない神秘的な大草原が広がります。ひっそりと佇む1本の白樺「貴婦人」を目指して、季節を問わず多くのカメラマンが足を運びます。