2021/05/19
- とちぎ物語
ピラミッドの石門
「ここが神聖なエリアへの入り口です」
神社の入り口にそびえ立つ鳥居は、人間界と霊界との境界を示し、外から侵入しようとする悪霊を追い払って通過する人々を浄化する役割を果たしています。
京都八坂神社、鎌倉八幡宮の石鳥居と共に、日本三大石鳥居と呼ばれている日光東照宮の石鳥居。
15個の石を組み立てて作られた耐震構造の石鳥居は、土嚢を積み上げて作られたピラミッドと同様の方法が用いられ、過去の大地震でも倒壊しなかったとの記録が残されています。
高さ9mの鳥居の中心に掲げられた、畳一枚の大きさの額。
そこに書かれている5文字の漢字「東照大権現」は、徳川家康の神号です。