2022/06/10
- シェルジュの日記
アリとキリギリスの優越
イソップ童話の【アリとキリギリス】の物語。
「 アリのようにコツコツと将来の準備をしておきましょう 」
「 困っているキリギリスに温かく手を差し伸べてあげましょう 」
このような勧善懲悪の思想でこの物語を捉えている国は、世界の中でも日本だけのようです。
「 アリは餓死したキリギリスを食べてしまった 」
「 アリは働き過ぎで過労死してしまった 」
「 食料採取で一生を終えたアリより、キリギリスの方が人生を謳歌している 」
時代や国や背景によって細かい解釈は異なるものの、このような冷酷な結末で締めくくられている国が世界の大半を占めています。
困っている人には誰にでも手を差し伸べるべきとの日本の教訓。一方、自立心を育成するため時にはキッパリと断るべきとの西洋の教訓。
このまま皆さまにお話していたいのですが長くなってしまいましたので、続きは次回にいたしましょうか。