2013/04/29
- シェルジュの日記
シェルジュの日記~ (続)下駄箱の赤い靴
それでは、皆さまとお約束した通り、お話の続きをいたしましょうか。
きっと当時は素直な年頃だったのでしょう。校則違反してしまったことを自ら謝罪しようと、勇気を振り絞って一人で職員室へ向かいました。それも、いつも眉間にしわを寄せた、あの怖い担任の先生の元へ。
怒鳴られることを覚悟していた私に対して、眉間の先生は・・・
私が犯してしまったとんでもない校則違反に、眉間の緊張が一瞬緩んでしまったのでしょうか。
クラスでは決して見せてくれない優しい笑顔を垣間見せてくれました。
あの時、赤い靴を履いて登校してしまった私だけが目にすることができた希少で貴重な、そしてとっても素敵な笑顔です。
先日赤い靴を見かけた時に、当時のことをふと思い出してしまいました。