2021/07/13
- シェルジュの日記
海を渡ったオタクサ
雨の日が続いておりますが、皆さまいかがお過ごしでいらっしゃいますか。本日はこの時期に因んで紫陽花のお話をいたしましょうね。
紫陽花の学名はHydrangea otakusa(ハイドランジア・オタクサ)。親しみを込めて「オタクサ」と呼ばれているのは、鎖国時代を強く生き抜いた日本人女性が由来のようです。
『長崎の出島に住んでいたオランダ人医師シーボルトは紫陽花が大好きでした。この地で運命の女性「お滝さん」と出会い幸せな日々を送っていましたが、国外追放の身になり最愛の女性と引き裂かれてしまって・・・
彼は大好きな紫陽花に最愛の女性の名前「オタクサ」という学名をつけてヨーロッパ全土に紹介しました。』
とっても素敵なお話ですよね。今日はちょっと優しい眼差しで紫陽花を見つめてみましょうか。